狭い家を広く見せる間取りの工夫&インテリア選びのコツ

狭い家を広く見せる間取りの工夫&インテリア選びのコツ

狭小住宅といえば、限られた敷地を有効活用して建てるコンパクトな家づくり。狭いスペースを広く見せる間取りやレイアウト、快適な生活空間をデザインする優れたアイデアなど、狭小住宅の間取りには土地のポテンシャルを引き出すさまざまな知恵と工夫が詰め込まれています。

狭くても立地のいい都市部の暮らしが理想的。狭小地に建てる小さな家でも、狭さや不便さを感じない自分サイズの住み心地のいい暮らしを手にしたい!』こんな方にピッタリの提案をしてくれるのが狭小住宅です。

では、「狭い家を広く見せる間取りの工夫」とは一体どんな方法なのか?狭小住宅の間取りのアイデア・レイアウトの工夫と一緒に、部屋を広く見せる家具の配置・インテリア選びのコツをご紹介します。

狭い土地に建てる「狭小住宅の間取り」の特徴とは?

狭小住宅の間取りの大きな特徴は、狭小地や間口の狭い土地でも妥協しない「ライフスタイル重視の住まいづくり」ができること。

狭小住宅の間取りについて、『間取りの自由度が低そう』『不便で窮屈さを感じそう』といったマイナスなイメージを持ってしまうかも知れませんが、限られたスペースを有効活用してデザインされる特徴的な間取りは、そこで暮らす人のライフスタイルに合わせた丁度いい距離感の快適な住まい作りを可能とします。じつはメリットの側面も数多くあるのです。

狭い土地に建てる「狭小住宅の間取り」には一体どんな特徴があるのでしょうか?大きく2つの特徴をご紹介します。

土地の広さや立地の条件に合わせた「ライフスタイル重視の間取り」がつくれる

狭小住宅の魅力は狭小地や変形地といった、条件の難しい土地でも住み心地にこだわった自分好みの家づくりができること。空間を上手に活用した特徴的なレイアウトは、ライフスタイルを重視する方にとってピッタリの間取り・住まい環境をデザインしてくれます。

後ほど詳しくご紹介しますが、限られた空間を広く見せる間取りの工夫には「スキップフロア」「吹き抜けリビング」「中庭(パティオ)」など、土地の広さや立地条件に合わせたさまざまなアイデアが盛込まれています。

▼「狭い家なのに広々とした快適空間。狭小住宅の間取りアイデア・レイアウトの工夫

狭小住宅なら「間口の狭い土地」にも家を建てられる

一言に「狭い土地」といっても、土地の形状や立地の条件によってその評価はさまざま。コンパクトな家づくりを検討する方の中には、入口が横に狭く奥行きが長く続くような「間口の狭い土地」を候補に考えている方もいるのではないでしょうか?

間口が狭いってどんな家?

「間口」とは道路に面している敷地や建物の幅のこと。つまり「開口の狭い家」とは、この道路に面する幅が狭い家のことを指します。間口の狭い土地は、土地代のコストを安く抑えられるメリットがある一方で、設計の自由度が低いというデメリットがあります。

都心部でよく見られる間口の狭い土地は、隣家との距離が近く長細い形状をしているため、間取りの自由度は大きく制限されると言われています。しかし、こんな難しい条件でも、

採光・通風を確保するための工夫
  • 2階リビング
  • 天窓、ハイサイドライト
生活空間を確保するための工夫
  • 床面積を確保するために高さを活かした3階建て
  • 建物の高さ制限(斜線制限など)ギリギリの設計
  • 天井高を活かしたロフト・小屋裏の設置

などなど。狭い土地のハンディキャップを補う、さまざまな工夫とアイデアが狭小住宅には数多く採用されます。

間口の狭い土地に建てた狭小住宅の外観・内装・間取り

出展:SUUMO

レイアウトの工夫とアイデア次第で狭さを感じない「オシャレな快適空間」がつくれる

狭小住宅のもう一つ大きな特徴は、レイアウトの工夫とアイデア次第で「狭さを感じないオシャレな快適空間がつくれる」こと。

敷地の形、道路や周辺の環境、ライフスタイルに合わせて施されるさまざまな設計方法は、「吹き抜けリビング」や「スキップフロア」、「スケルトン階段」や「ビルトインガレージ」など、外観からは想像できない広々としたオシャレな内装に仕上げることも可能です。

吹き抜けリビングを取り入れて開放的で広々とした空間に

吹抜けリビングの画像「外観」
吹抜けリビングの画像「外観」
吹抜けリビングの画像「吹き抜けリビング」
吹抜けリビングの画像「間取り」
吹抜けリビングの画像「間取り」
吹抜けリビングの画像「間取り」
施工会社:
BLISS
延床面積:
102.39m2(30.97坪)
敷地面積:
60.33m2(18.25坪)
間取り:
3階建て/4LDK
本体価格:
2,000 ~ 2,500万円

出展:株式会社BLISS-吹き抜けのある明るい狭小住宅

上記の画像は、都内を中心に展開する狭小住宅専門の施工会社「BLISS」が建てた間取り事例です。2階リビングに設置された吹き抜けによって開放的で広々とした空間、窓から差し込む光によって明るい空間に仕上げられています。

吹き抜けリビングのメリット
  • 明るく開放的な空間がつくれる
  • オシャレなリビングがつくれる
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい

狭小住宅の間取りの特徴をピックアップしてご紹介しましたが、『自由度が低そう』『不便で窮屈そう』といったマイナスなイメージは少し変わってきたのではないでしょうか?この他にも、狭い空間を広く見せて快適な空間に仕上げる工夫やアイデアは数多くあります。次のトピックで詳しくご紹介します。

狭小住宅とは?狭い土地に建てる「コンパクトハウス」のメリット・デメリット

狭い家なのに広々とした快適空間。狭小住宅の間取りアイデア・レイアウトの工夫

これまでご紹介したように、狭い土地に建てるコンパクトな住まいでも、間取りやレイアウトの工夫次第で広々とした快適な空間をつくることは可能です。さらに、土地の条件や家づくりの拘りに応じてそのバリエーションもさまざまです。

では、狭い家を広く見せる!狭小住宅の間取りアイデア・レイアウトの工夫とは具体的にどんなことなのか?その効果と合わせて詳しくご紹介します。

視界を遮らない「スケルトン階段」で空間を間延びさせる

スケルトン階段のある間取り画像

出展:SUUMO

スケルトン階段とは、踏板とそれを支える骨組みだけでつくられた階段のこと。段と段との間の板(踏込み板)がないのが大きな特徴で、「スリット階段」や「オープン階段」とも呼ばれています。

スケルトン階段のメリット

  • 空間を効果的に使うことができる
  • 空気の循環を邪魔しない
  • 明るく圧迫感のない空間をつくることができる

「スキップフロア」で空間を立体的に活用する

スキップフロアのある間取り画像

出展:SUUMO

スキップフロアとは、同じ空間の中に高さを半階層ずらした中階層のフロアをつくる間取りのこと。従来の横ではなく縦の空間を立体的に活用する大きな特徴で、「小上がり」や「ステップフロア」とも呼ばれています。

スキップフロアのメリット

  • 空間を立体的に活用してオシャレに仕上がる
  • 視線の抜けがよく空間に広がりを持たせられる
  • 風通しがよく開放的で日当たりを良くできる
  • 廊下を無くして収納スペースを増やすことができる
  • 高低差のある土地に相性がいい

「吹き抜けリビング」で明るく開放的なゆったり空間に

吹抜けリビングの間取り画像

出展:SUUMO

吹抜けとは、1階部分の天井・2階部分の床を設けずに上下の階がつながっている空間のこと。縦の空間を2層分に広げた吹抜けの空間は、開放的で風通しがよく、明るいLDKにすることができます。また、「吹抜けリビング+スケルトン階段」「吹抜けリビング+大きな窓」といった組み合わせができるのも大きな特徴です。

吹抜けリビングのメリット

  • 開放的で明るい空間づくりができる
  • 風通しが良くオシャレなデザインに仕上がる
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい

「中庭(パティオ)」で通風と採光を確保してオシャレな仕上がりに

中庭(パティオ)の間取り画像

出展:SUUMO

パティオとは、住宅の壁や柱に囲まれた中庭・裏庭スペースのことを指します。コの字型や口の字型が主流で、L字型の中庭など様々な形があります。中庭のある家は、プライバシーを保った自由なスペースを確保しながら採光・通風も確保できるのが大きな特徴です。

中庭のある家のメリット

  • プライバシーを守りながら屋外の環境を楽しめる
  • 自然の風や太陽光を室内空間に取り込むことができる
  • 家族とくつろぐセカンドリビングとして活用できる
  • 小さな子どもに安全な遊びスペースを提供できる

「高い天井と大きな窓」で明るく開放的なリビングに

高い天井と大きな窓の間取り画像

出展:SUUMO

これまでご紹介した「吹抜けリビング」「スキップフロア」「中庭(パティオ)」と合わせて検討するべきなのが高い天井と大きな窓です。明るく開放的なリビングに仕上げることができます。

高い天井と大きな窓のメリット

  • 広く開放的な空間にできる
  • 自然の風や太陽光を室内空間に取り込むことができる
  • オシャレなリビングに仕上がる

「ビルトインガレージ」を駐車スペースだけでなく多目的に活用

ビルトインガレージの間取り画像

出展:SUUMO

ビルトインガレージとは、建物の一部にクルマやバイクを格納するスペースを組み込んだ間取りのこと。その名前の通り、ガレージを建物の中に内包するため、天候を気にせずクルマの出し入れができて、セキュリティー上の安全性が高いなど、さまざま優れた特徴をもちます。また、駐車スペースとしてだけでなく、収納スペースなどの多目的に活用できるのも大きな特徴です。

ビルトインガレージのメリット

  • 雨の日でも濡れずに外出・帰宅ができる
  • 収納スペースなど多機能に活用できる
  • 狭い土地でも十分な駐車スペースを確保できる
  • 容積率の緩和を受けられる
  • 2階をリビングにした間取りをつくりやすい

いかがでしたか?狭い家を広く見せる間取りのアイデア・快適な暮らしをデザインするレイアウトの工夫など、そのバリエーションはこれだけに収まりません。

◆ワンポイントアドバイス◆
狭くても機能的で暮らしやすい家を建てたい!』こんな希望を叶えるためには、狭小住宅を数多く手がけた実績豊富なハウスメーカーを見つけることが重要なポイント。さらに、その会社ごとに違う「提案力・企画力」を見比べるのも大切です。条件にぴったりのハウスメーカー&工務店のカタログ資料を取り寄せて、理想を叶える満足度の高い会社を見つけてください。

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家具の配置やインテリア選びでこんなに違う!狭い家を広く見せるコツ

狭い家を快適な空間にするには「モノを少なく」「整理整頓する」のが必要不可欠。そこにもう一つ、部屋を開放的に見えるレイアウトにして、インテリアや家具、色選びの工夫をすると狭い家でも広くスッキリ見せることができます。
最後に、限られた空間を広く見せるコツ・レイアウトの工夫を3つご紹介します。

「視線の抜け」を作って見通しを良くする

「視線の抜け」で広く見えるリビングの画像

部屋を広く見せる代表的な工夫に「視線の抜け」を作るという方法があります。この視線の抜けとは、視線をさえぎるモノを少なく入口から奥まで見通しの良い状態のこと。つまり、部屋に入ったときに家具や収納などで邪魔されず、視線が奥までスムーズに抜けるレイアウトは開放的に見えるというものです。

また、部屋の中で一番視線が集中するのは入口から一番遠い場所です。これを「フォーカルポイント」といいます。このフォーカルポイントに、部屋全体を印象づけるインテリア家具・絵や写真を飾ると広く引き締まった印象を与えます。
狭い家を広く見せたい方は、まず「視線の抜け」と「フォーカルポイント」、この2つを工夫してみるといいでしょう。少しのレイアウト変更だけでも広く開放的な空間に変えられるはずです。

「足の長い家具」で床を広く見えるようにする

「足の長い家具」で広く見えるリビングの画像

まず、部屋の中で家具が占めるスペースの理想的な割合は「1/3」と言われています。たとえば、12畳のリビングダイニングであれば「4畳ほど」が家具を置けるスペース。収納スペースが限られる小さい家だと、少し圧迫感のあるレイアウトになってしまうかも知れません。

そこで、リビングダイニングに配置する「ソファー」や「ローテーブル」、「ダイニングテーブルセット」などを足つきの家具で揃えて、床を見えるように配置すると部屋全体が広く感じられます。ポイントは「床面をたくさん見せること」です。床にモノを置かなくしたり、ラグを小さいサイズにするのも有効です。

「無地×淡い色」と「明るい色」を使い分ける

「無地×淡い色」と「明るい色」の使い分けで広く見えるリビングの画像

部屋の色使いを工夫すると広く感じさせることができます。色が与える人の心理的な影響を利用するいくつかの方法がありますが、大きな面積を占める部分は「無地×淡い色」で圧迫感を少なく、天井や壁の高い場所を「明るい色」にすると、広がりのある空間に仕上げることができます。

部屋の色が統一された空間に、先ほどご紹介した「視線の抜け」と「フォーカルポイント」利用して、部屋を印象づける大きいサイズの絵や家具を配置すると、奥行きがでて、オシャレで開放的な部屋にできます。

この他にも、狭い部屋を広く見せる工夫はたくさんあります。今回ご紹介した3つのアイデアだけでも、部屋を明るく開放的・オシャレな広々空間に変えることができるでしょう。ぜひ、自分好みのレイアウトに実践してみてください。

また、部屋を広く見せるインテリア選びやオシャレのアイデアは、実際に狭小住宅で暮らす方のブログが大変参考になります。

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まとめ:狭小住宅には家を広く見せる間取りの工夫が沢山!狭小地活用の専門家に相談して自分らしい家づくりを。

狭小住宅なら家を広く見せる間取りの工夫・アイデアが豊富に揃っています。『狭い限られた土地スペースだから…。』と諦めないで、自分らしいこだわった家づくりをぜひ目指して下さい。

また、すでに土地の候補が決まっている方であれば、敷地の広さや周辺環境の条件に合わせて、工務店・ハウスメーカーを比較して間取り図やレイアウトの提案を無料で取り寄せることも可能です。狭小住宅の間取りイメージを豊富に備えるためにも、こうしたサービスも有効活用してみて下さい。

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      About as この記事を書いた人

      T.YOSHINOBU
      T.YOSHINOBU住まいアドバイザー
      昭和55年生まれ。香川県出身。土木業、とび職、飲食業、広告代理店業を経て、現在は不動産関連の情報サイトを手掛けるWEBディレクターとして勤務。家づくり・住まいに関連した幅広い情報に触れてきた経験から「住まいアドバイザー」「建築材料インストラクター」の資格を取得。自身の家づくりの経験と資格を活かして、不動産に関連した数多くの記事を執筆中。