全国のコンパクトハウス&狭小住宅を扱うハウスメーカ比較・価格相場一覧

狭小住宅・コンパクトハウスといえば、
限られた敷地を有効活用しながら、生活スタイルに合った空間設計が必要となる「ややハードルの高い家づくりの選択」です。

家づくりを担当するハウスメーカーや地元の工務店には、狭い敷地でも広く快適な生活空間に仕上げる「高い技術力」と「確かな実績」、また、その家庭ごとに違う家づくりのこだわりを叶える「工夫やアイデア」なども必要になります。

狭小住宅を得意とする地元のハウスメーカー・工務店ってどんな会社?

うちの地元で注文住宅(狭小住宅)を建てると予算はどのくらい?価格の相場は?

あのハウスメーカーに依頼するとどんな間取りに仕上げてくれる?実例を参考にしたい!

こんな疑問や悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?そこで今回のページでは、

この記事で分かるコト
  • 全国の狭小住宅を手掛けるハウスメーカー・工務店の比較情報
  • 都道府県別の注文住宅を建てるための費用・価格相場一覧
  • 狭小住宅が得意なハウスメーカーを選ぶためのポイント・注意点
  • 狭小住宅・コンパクトハウスに関する基礎知識

など、全国の狭小住宅を手掛けるハウスメーカー・工務店の検索に役立つコンテンツをご用意しました。

お住まいの都道府県を選択して頂くと、その地域に対応するハウスメーカーの情報、費用の目安や価格の相場、ローコスト系・鉄骨系とジャンルごとのオススメ情報もご紹介していますので、ぴったりの狭小住宅メーカー選びにぜひ活用してみて下さい。

【都道府県別】注文住宅の費用・価格相場

◆建設費とは?

建物本体の工事費だけでなく、電気・ガス・水道などの工事費、付帯工事を含めた「総額費用」のことです。(土地代を除く)

◆坪単価とは?

上記の「建設費」を「住宅面積」で割った「総費用に対する坪単価」のことです。建物本体の坪単価とは違いますのでご注意下さい。

都道府県 建設費 坪単価(総額)
北海道 3,627.6 万円 88.7 万円
青森県 3,194.6 万円 86.4 万円
岩手県 3,251.6 万円 86.5 万円
宮城県 3,290.5 万円 85.7 万円
秋田県 3,114.2 万円 83.7 万円
山形県 3,434.0 万円 86.2 万円
福島県 3,587.1 万円 94.7 万円
茨城県 3,378.4 万円 90.7 万円
栃木県 3,317.0 万円 89.3 万円
群馬県 3,346.0 万円 89.8 万円
埼玉県 3,645.8 万円 98.2 万円
千葉県 3,617.8 万円 96.8 万円
東京都 4,285.7 万円 114.6 万円
神奈川県 3,970.8 万円 104.6 万円
新潟県 3,292.7 万円 88.5 万円
富山県 3,758.0 万円 89.6 万円
石川県 3,420.4 万円 86.4 万円
福井県 3,693.0 万円 90.3 万円
山梨県 3,077.3 万円 85.9 万円
長野県 3,639.5 万円 92.6 万円
岐阜県 3,533.9 万円 96.8 万円
静岡県 3,578.5 万円 97.7 万円
愛知県 3,819.5 万円 99.4 万円
三重県 3,295.1 万円 92.2 万円
滋賀県 3,495.8 万円 92.5 万円
京都府 3,593.8 万円 95.8 万円
大阪府 3,952.0 万円 102.4 万円
兵庫県 3,716.0 万円 95.4 万円
奈良県 4,003.8 万円 97.5 万円
和歌山県 3,558.8 万円 98.2 万円
鳥取県 3,035.9 万円 83.4 万円
島根県 3,292.0 万円 90.9 万円
岡山県 3,483.9 万円 97.2 万円
広島県 3,652.8 万円 97.1 万円
山口県 3,460.7 万円 102.3 万円
徳島県 3,194.2 万円 96.9 万円
香川県 3,490.4 万円 97.1 万円
愛媛県 3,182.5 万円 92.3 万円
高知県 3,162.2 万円 91.2 万円
福岡県 3,478.9 万円 93.1 万円
佐賀県 3,363.8 万円 86.8 万円
長崎県 3,407.7 万円 91.6 万円
熊本県 3,383.4 万円 94.5 万円
大分県 3,303.0 万円 89.0 万円
宮崎県 3,136.9 万円 88.5 万円
鹿児島県 2,909.4 万円 89.4 万円
沖縄県 3,403.2 万円 98.5 万円
全国平均 3,569.7 万円 95.3 万円

ご紹介した注文住宅の費用・価格の相場は、全期間固定金利の住宅ローン「フラット35」を提供する「住宅金融支援機構」の調査結果をもとにしています。

●住宅金融支援機構とは?

住宅金融支援機構は、住宅金融市場における安定的な資金供給を支援して、住生活向上への貢献をめざす独立行政法人機関です。住まいづくりに欠かすことのできない住宅ローン、そのうち「フラット35」を提供するのが住宅金融支援機構です。このページでご紹介するさまざまな調査データは、【2022年】フラット35の利用者調査データからまとめています。

【2022年版】住宅金融支援機構・フラット35利用者調査

都道府県ランキング「建設費がもっとも高かった県」

順位都道府県建設費坪単価(総額)
1位東京都4,285.7 万円114.6 万円
2位奈良県4,003.8 万円97.5 万円
3位神奈川県3,970.8 万円104.6 万円
4位大阪府3,952.0 万円102.4 万円
5位愛知県3,819.5 万円99.4 万円
全国平均3,569.7 万円95.3 万円

都道府県ランキング「30坪以下の敷地に家を建てたのが多かった県」

順位都道府県件数敷地面積(平均)
1位東京都185 44.6
2位大阪府105 52.2
3位神奈川県56 60.5
4位埼玉県47 87.7
5位兵庫県31 78.8
全国平均・合計561 96.4

狭小住宅に強い!得意なハウスメーカーの選び方・見つける際の注意点とは?

狭小住宅を手掛ける会社は、大手ハウスメーカーをはじめ、地元の工務店、建築家が在籍する設計事務所など、その会社形態もさまざま。

それぞれの会社には得意とする工法があったり、敷地を有効活用する専門的な技術、またデザインや費用なども大きく違ってきます。そのため、家づくりが成功するか?失敗するか?は「ハウスメーカー選びが重要なカギ」となってきます。狭小住宅を建てる場合にはとくに重要です。

  • 狭小住宅が得意なハウスメーカーを選ぶポイントとは?
  • ハウスメーカー選びで後悔しないための注意点ってどんなコト?

こんな疑問をお持ちの方のために、「狭小住宅が得意なハウスメーカーの選び方」「ハウスメーカー選びで後悔しないための注意点」を7つの項目に分けてご紹介します。

狭小住宅が得意なハウスメーカーの選び方

1. 狭小住宅を建てた実績や実例を確認する

まずは、狭小住宅を建てた実績や実例を確認しましょう。

狭小地や変形地といった小さい敷地を有効活用するには、「建ぺい率」や「容積率」、「斜線制限」や「建物の高さ制限」といった規制のほか、その土地の条件に合わせた「採光や通風の確保」「プライバシーの確保」など、さまざまな制約をクリアする必要があります。

こうした土地の制約をクリアした上で、

  • 明るく開放的に仕上げる空間設計と間取りのプランニング
  • 十分な収納スペースを確保するための工夫やアイデア
  • 使い勝手のいい生活動線・家事動線の確保

といった、快適な生活スペースを確保する「空間設計のアイデア」がプラスαで加えられます。

狭小住宅を数多く手掛けてきたハウスメーカーであれば、土地の制限をクリアする様々な引き出しを備えていて、その豊富な知識と経験からピッタリの間取りプランを提案してくれるわけです。

ハウスメーカーの公式サイトでは、実際に建てられた建築事例や間取りの実例などが公開されています。まずは、どんな狭小住宅を建てたのか?顧客の要望に対してどんな提案をしてきたのか?実績や実例を確認するようにしましょう。

2. 耐震性や耐久性といった性能・技術を確認する

次に、耐震性や耐久性といった住宅性能、独自に開発されたオリジナル技術など、ハウスメーカーごとに違う「品質に関する特徴」を確認するようにしましょう。

狭小住宅を建てる場合、十分な生活スペースを確保するためにタテの空間を利用した「3階建て住宅」になることが多いです。建物がタテに長く伸びるということは、「地盤を支える基礎の耐久性」「地震が起きた際の強さ」「家を長持ちさせる外壁の耐久性」など、建物の安全性や性能・品質の高さが重要になるのです。

狭小住宅を多く手掛ける大手ハウスメーカーの特徴をあげると、

ハウスメーカー性能や品質の特徴
へーベルハウス
  • 高水準の耐火・断熱・耐久・遮音など8つの複合性能を備える「ALCコンクリート・へーベル」が標準仕様。
  • 間取りの自由度が高く、耐用年数が長く耐久性にも優れた「鉄骨の躯体構造
ユニバーサルホーム
  • 夏は涼しく冬は暖かい「地熱床システム」と「地熱床暖房」が標準仕様
  • 耐火性・防火性・高強度な「高性能外壁材ALC」が標準仕様
パナソニックホームズ
  • 優れた耐震・耐久性能をそなえた「3つの技術・鉄骨構造
  • 外観を美しく長く保つオリジナル光触媒タイル外壁「キラテック
  • 夏も冬も快適で省エネな暮らしを実現する全館空調「エアロハス
  • 敷地や空間を有効活用できる「マルチモジュールシステム
積水ハウス
  • 高い構造強度と設計の自由度を両立させた「3つのオリジナル構法システム
  • 震度7クラス」の大地震を想定した高い耐震技術
  • 住宅性能4項目で「最高等級」に対応。さらに「省エネ最上位等級仕様」も標準化

などなど。住宅性能やオリジナル技術だけみても、ハウスメーカーごとに大きく特徴が違ってくるのです。

狭小住宅を建てる以上、「耐震性」や「耐久性」の高さをチェックするのはマストの条件として、家づくりの優先順位やこだわりに沿って性能や品質を確認するようにしましょう。

3. アフターサービスの内容・期間を確認する

3つ目は、無料点検・長期保証といったアフターサービスの内容・期間を確認することです。

先ほどの住宅性能と同じく、このアフターサービスも「定期点検やメンテナンスの頻度」「独自の長期保証制度の有無」「コールセンターの受付対応」など、ハウスメーカーごとに大きく違ってきます。

保証制度やアフターフォローをチェックする項目は、

  • 初期保証はどんな内容で期間はいつまでか?
  • 保証期間を延長する長期保証制度はあるか?
  • 無料点検の内容と頻度はどれくらいか?
  • トラブル時のサポートセンターの体制は?

などです。

アフターサービスの内容や期間などは、ハウスメーカーの公式サイトで詳しく明記されているので必ずチェックするようにしましょう。

4. 担当者の提案・対応力、相性の良さをチェックする

4つ目が、担当者の提案力・対応力・相性の良さをチェックすることです。

狭小住宅に限った話ではありませんが、家づくりの失敗談・後悔の事例などを調べていくと『担当者の対応に不満がある』『営業マンとの相性が悪い』といったクチコミを多く目にします。あくまで対面したときの印象レベルであれば良かったですが、

実際に工事が進むと打合せで話した内容と全然違った。
施工ミスが見つかって、その後の対応が最悪。

など、契約を交わし工事がはじまってからの不満も多く見られます。こうしたトラブルは絶対に避けて通りたいですよね?そこで、良い営業マン・担当に出会うためにポイントとして、

  • 住まいづくりの要望やこだわりを遠慮なく伝えてみる
  • 担当者や営業マンの対応・提案を他社と比較してみる
  • 相性が悪いと感じたら正直に担当を変えてもらう

こうしたコトに注意してみるといいです。

一言に「相性」といっても個人差があると思いますが、自社のメリットばかり話す人よりも、デメリットも正直に伝えてくれる人の方が安心できます。また、契約までの関係よりも、打ち合わせから着工・完成までしっかりと見届けてくれる人の方が信頼できます。

重要なポイントは「他の会社と比べてみる」という点です。

ハウスメーカー選びで後悔しないための注意点

1. 狭小住宅ならではの工法・間取りアイデア・収納の工夫などを事前に調べる

狭小住宅にはメリットがあれば、当然デメリットもあります。
しかし、狭小住宅はデメリットを補う「機能的な設計や工法」「間取りのアイデア」「スペース活用の工夫」など、限られた敷地を有効活用する優れた技術が数多く存在します。

  • 間仕切りの少ない鉄骨造の工法で「大空間・大開口・立体空間」がつくれる。
  • 吹抜けリビングとスケルトン階段の組み合わせで「明るく開放的なリビング」に。
  • スキップフロアを取り入れて、「開放感のあるオシャレな間取り」に。
  • あえて中庭を設置することで「自由な空間を確保しながら通風・採光」も。

などなど、快適な居住空間をデザインする優れたアイデアは沢山あるわけです。

この他にも、地下室、駐車場・インナーガレージ・自転車置き場、ロフト・小屋裏収納、ベランダ・バルコニー、吹き抜けなど設置して「容積率の緩和ルール」を上手く活用して「延床面積を増やす」なんて方法も。

まずは、狭いスペースを広く見せる方法とは何か?狭小住宅なのに使い勝手のいい間取りはどんな工夫があるのか?ハウスメーカー選びとあわせて、予備知識を備えておくようにしましょう。

狭小住宅の間取りアイデア・快適空間をつくるスペース活用の工夫

2. 狭小住宅の後悔の事例、失敗しないための情報を集める

狭小住宅で後悔・失敗しないためには「家づくり経験者のリアルな体験談」を参考にすることが有効です。

ハウスメーカー選びに予算の決定、見積もりの比較に住宅ローンの申請、新居が完成してからの新生活の様子、実際に起こったトラブルや失敗の経験談など。家づくりブログでは、こうしたリアルな体験談を誰でも簡単にみることができます。

  • ハウスメーカー選びの決め手とマイホーム完成までの流れ
  • 費用の内訳と実際にかかった総額費用
  • 完成したマイホームのWEB内覧会
  • 実際に起こった失敗・後悔の事例、良かったと思えるコト

など、家づくり経験者のリアルな体験談をブログを通して参考にできます。

狭小住宅 ブログ』や『ハウスメーカー名 ブログ』と検索すると、数多くのブログサイトが見つかるはずです。同じような境遇の人はいないか?悩みを解消するヒントになりそうなサイトはないか?実際に検索してみて下さい。

狭小住宅を建てるなら必見!人気の狭小住宅ブログ14選

3. 複数のハウスメーカーを比較してから候補を選ぶ

最後に、「複数のハウスメーカーを比較して候補を選ぶ」ということがとても大切です。

ある程度、候補となるハウスメーカーが見つかったなら、「間取りのラフプラン」とあわせて「概算見積もり」を取り寄せて、費用の概算と間取りプランを比較するようにしましょう。これがいわゆる「相見積もりを取る」という方法です。

相見積もりを取る段階になると、

  1. 狭小住宅を建てた実績や事例の確認
  2. 耐震性や耐久性といった性能・技術の比較
  3. 狭小住宅を建てた実績や事例の確認
  4. 耐震性や耐久性といった性能・技術の比較
  5. アフターサービスの内容・期間の比較
  6. 狭小住宅ならではの工法・間取りなど予備知識の備え
  7. 狭小住宅の後悔・失敗の事例を参考にする
  8. 担当者の提案・対応力・相性などをチェック

ハウスメーカーを比較するだけの下準備は十分に整っている状態です。

『予算内に収められる金額なのか?』『費用の内訳・オプションなどに違いはないか?』『事前に伝えた要望を満たす間取りプランかどうか?』

など、必要な資料を手元に揃えてじっくりと比較するようにしましょう。ちなみに、見積もりを取り寄せる候補は「2社~5社」程度が理想。偏らずにバランスよく候補を絞り込むようにして下さい。

無料の間取りプラン作成・見積もり比較サービス「タウンライフ家づくり」

ここまで、このトピックでは「狭小住宅が得意なハウスメーカーの選び方」「ハウスメーカー選びで後悔しないための注意点」を7つの項目に分けてご紹介してきました。

いかがでしたか?参考になる情報やヒントをお届けできたでしょうか?

冒頭でもお伝えしたように、家づくりが成功するか?それとも失敗するか?は「ハウスメーカー選びが重要なカギです。

  • 家づくりを安心して任せられる。
  • 理想の生活空間を斬新なアイデアで提案してくれる。
  • 予算に収まるぴったりのプランを提案してくれる。
  • 契約してからも親身になって接してくれる。

あの会社に決めてよかった。』と思えるように、後悔しないハウスメーカー選びを心がけるようにして下さい。

狭さを感じさせない快適な暮らしを手にするために
知っておくべき!コンパクトハウス・狭小住宅の基礎知識

最後に、「狭小住宅とはどんな家?」に始まり、「狭小住宅のメリット・デメリット」「価格や後悔しない為のポイント」など、まずは知って欲しい!狭小地・狭小住宅の基礎知識をまとめてみました。

コンパクトだけど立地が良くて快適な生活
狭さを感じさせない明るく開放的な間取り

こんなこだわりと理想が詰まった狭小住宅を手にするために、こちらの記事もぜひ参考にして見て下さい。